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トーマス・キャネインさん(アイルランド, SILAC)

トーマス・キャネインさん
トーマス・キャネインさん
アイルランドのトーマスさんは、SILAC4週間コースを受講中で、現在2週間が終了したところです。

ジョン:「トーマスさん、これまでのところいかがですか?」
トーマス:「最高ですな。コースは、予想していたよりハードで集中的な内容だが、とても満足のいくものだね。正味本心として、先生たちは優秀で、プログラムを非常によくできてると思う。」

ジ:「なぜ日本語を勉強しているのですか?」
ト:「自分でもよく分からんが・・・。数年前、ダブリン大学からとある日本人の男が、私のところに伝統的なアイルランドの歌を習いに来たことがあった。その時に、彼がいくつかの日本語のテープを置いていったんだよ。それがきっかけで日本語への興味に火がついたってとこですかな。」

ジ:「それが主な理由ですか?」
ト:「完全にそうだとは言えないがね。地元のコーク大学に日本語の1年コースってのがあったんだが、最近それが無くなってしまいましてね。で、今回、日本で日本語を勉強しようって思ったわけさ。」

ジ:「YAMASAをお選びになった理由は何ですか?」
ト:「私の友人のリズ・クラニッチがYAMASAのプライベートコースに申し込みおってな、私にもYAMASAを勧めたんだよ。」

ジ:「コークにいらっしゃった時に勉強した日本語は、今、日本に居て実際に役に立っていますか?」
ト:「そりゃあ、もちろん。大いに使ってるよ。」

ジ:「日本語の中で、最も難しい点といったら何だと思いますか?」
ト:「今はできませんが、将来的には、是非、漢字が書けるようになりたいですな。物の数え方も覚えるのが難儀ですね。物によって単位が違うとは・・・。それから内と外の言葉の使い分けも覚えるのが大変です。」

ジ:「何か他の外国語が話せますか?」
ト:「スペイン語は問題無しじゃ。ベネチアで講義をしておったこともある程じゃからな。ギリシャ語もいけるぞ。それから家ではゲール語を話す。私自身は英語で育てられたが、結婚を機に、家内と相談して、子供たちはゲール語で育てようと決めたんじゃ。」

ジ:「トーマスさんの入学願書の中には、確か「現在、定年退職後」とありましたね?」
ト:「その通り。それまではコーク大学工学部の学部長だった。アイルランドの伝統音楽も教えとったな。」

ジ:「音楽活動のことについて、少し詳しく聞かせてください。」
ト:「私が演奏するのは、イーリアン・パイプと呼ばれる楽器じゃ。CDも出しておるし、アイルランドの伝統音楽について書いた著書もある。有名な“Na Fili”というグループと一緒にアメリカやヨーロッパをツアーで周ったこともあるぞ。」

ジ:「岡崎の印象はいかがですか?」
ト:「最もがっかりしたのは天気だな(ここ2、3日、雨続きでした)。もうちょっと晴れ晴れしい景色を期待していたもの知れませんな。それと、通りを歩いている人が互いを全く無視しているかのような光景も気になった。何せそういうものに慣れてないもので。しかし、一旦一声掛ければ、皆さん親切でいいですね。」

ジ:「現在お住まいの寮はいかがですか?」
ト:「今レジデンスUに住んでおるけど、居心地の良さに、正直驚いていると言っていいかな。エアコンは良く効くし、思ったよりテレビのチャンネル数は多いし。共有施設が無い分、他の住人たちと知り合う機会がほとんど持てないのが残念だな。」

ジ:「日本に来るのは初めてでしたか?」
ト:「日本はおろか、東アジアに来るのが初めてだったよ。演奏のため、イラクまでは行ったことがあったがね。ちょうどイラン・イラク戦争が終わった後じゃったな。いい経験だった。」

ジ:「岡崎に来てから、いろいろ旅行しましたか?」
ト:「3月17日のセント・パトリック・デーに、東京のアイルランド大使館主催のレセプションで演奏を披露することになっておってね、今は楽器の調整と練習でちょいと忙しくて、今のところほとんど出かけとらんよ。東京に行ったら、六本木のPaddy Foley'sっていうアイリッシュバーでライブをすることにもなっておるしね。」

ジ:「日本語の勉強を終えた後の予定は、何かありますか?」
ト:「これといって特に現実的なものはないよ。人生の中では、あまり先の予定など立てない方が良い時期ってものもあるもんさ。まあ、国へ帰ったらとりあえず作曲活動でもするつもりではいるけどね。」

ジ:「これからYAMASAに来る人たちに向けて、ちょっとしたアドバイスがあれば教えてください。」
ト:「そうだなあ、もし3月に来るならコートを持参する方がいいかも知れん。何てったって寒いぞ!それと日本の食べ物について、少しは知っておいた方がいい。私みたいにアレルギーがある人は特にね。漢字もある程度知っておくと、生活し易い面もあるだろう。」

ジ:「では最後に、読者の皆さんに何かメッセージをお願いします。」
ト:「ガンバッテクダサイ!AND キヲツケテ!」

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